オークションでピアノを落札(購入)する前にお読み下さい。

最近、オークションで手に入れたピアノの調律をご依頼頂く事が増えてきています。

 

残念なことに、お伺いをさせて頂くと、内部に虫食い箇所やカビの発生、中にはネズミの巣があるケースなどもあり、工房に運びなおして手入れをしないといけない事があります。

この場合、出店者様よりピアノを引き取ってご自宅に入れる前に直接当店の工房にピアノを運び入れていれば、余分な運送代をかけずに済んだことになります。

  
ピアノを工房に運ぶとまではいかなくても、部品の劣化や破損などがあり、鍵盤やアクションを取り外して工房に持ち帰っての修理が必要なケースもあります。この場合でも(ピアノ引取先と搬入先と生駒市にある当店の工房の位置関係にもよりますが)ご自宅に入れる前に一旦当店の工房にピアノごと運んで修理をしてからご自宅に入れる方が、費用が安くて済む場合もあります。(調律師が鍵盤やアクションを持ち運んでお客様宅と工房を往復する手間がかからない分、トータルではコストを抑えられるケースがあるのです。)

 

折角購入をするピアノです。あとで「しまった!」と思わないよう、ピアノの状態をきちんと把握して、快適なピアノライフを送れるよう、手を入れなければならない場合はどこまで入れるのか、どのぐらいの費用がかかるのか、ということを事前に理解した上で落札されることをお勧め致します。

 

100までピアノライフでは、関西限定にはなりますが、落札前のピアノ点検を行わせて頂けます。

オークションでも前もってピアノを見せて頂ける場合がほとんどですし、反対に見せることが出来ない出品者様のピアノは何かある可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

 

落札をお考えのピアノがある場合、まずは当店にご相談下さい。


----写真は鍵盤の下のネズミの巣です----

ピアノ調律師です。...